都会育ちが、初めて見たイノシシの解体場。新殿小学校で公開収録|狩猟おじさんのおじラジ #18

狩猟おじさんのおじラジ #18 都会育ちが初めて見た解体場 ポッドキャスト

第18回と第19回は、2025年11月9日に二本松市の新殿小学校で行った公開収録の模様をお届けします。

この日の午前中、隆志さんは狩猟おじさんの家や東和町の実家の畑を見学させてもらいました。いきなり案内されたのは、イノシシの解体場。大阪育ちで土もほとんど触ったことのない隆志さんにとっては衝撃の連続でした。前半では、見学の感想から、このあたりに出る動物、実施隊の仕組みまでを話しました。

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この回の話題

時間話題
00:11午前中に、狩猟おじさんの家を見学
01:10須賀川の街なかとは違う景色
02:20この番組が始まったわけ
04:19東和町の実家の畑も見学
05:23このあたりに出る動物
06:20解体場の横にあった、小さなわな
07:17アライグマは外来種
09:17アメリカミンクを初めて見た
12:12このあたりにクマは出る?
13:07イノシシはくくりわなで
14:02昔は札束が立つほど獲れた
15:05このあたりの実施隊は20人ほど
17:02実施隊は市の外には出られない
18:06猟期の狩猟は、税金を払ってやる趣味

都会育ちが、解体場を見る

この日、隆志さんは狩猟おじさんの家を訪ね、まず紹介されたのがイノシシの解体場。裏で吊るしてさばく場所です。隆志さんが住んでいるのは、須賀川駅から歩いて10分ほどの、図書館と公共施設が一体になった「tette」の近く。食べ物は毎日コンビニかスーパーで買い、大阪で生まれ育って畑も土もほとんど触ったことがない。そこから急に「イノシシの解体場です」と言われても、わけがわからない状態だったそうです。同じ福島県でも、須賀川より少し寒く、紅葉も進んでいて、環境の違いを感じながら来たとか。

この番組が始まったわけ

この番組は、食べ物をすべてコンビニやスーパーで賄うパーソナリティに、畑をつくったり自給自足の一端に触れてもらったりすることを伝えたい、というのが始まり。狩猟おじさんはFMラジオでもパーソナリティをしていますが、公共の電波ではなかなか話せないこともあるので、インターネットラジオで自由に話せる番組をつくろうと思ったそう。ひとりで機材に向かうより相方がいたほうが話しやすく、編集もプロに任せたほうがいいということで、隆志さんに声をかけたのだとか。活動を始めて1年ちょっと、この番組も3か月ほどになりました。

午前中は、狩猟おじさんの家と、東和町にある奥さんの実家の畑をぐるっと回り、普段の暮らしを体感してもらったそうです。

このあたりに出る動物

三春のほうから来る途中、白い猫が急に飛び出してきてひきそうになったという隆志さん。このあたりでは、タヌキやキツネも出るそう。夜になると、家の裏の川っぽいところで鳴き声が聞けるかもしれないとか。

アライグマは外来種

解体場の横にあった小さなわなは、アライグマ用。アライグマは外来種で、果物や家庭菜園の作物を荒らすので駆除の対象です。でもネットに上げると「あんなにかわいいのに」と批判が来ることも。もともとはアニメの影響でペットとして飼われるブームがあったものの、凶暴なので手放されて野生化し、今では手がつけられないほど増えて、都内でも被害が出ているそうです。

アメリカミンクを初めて見た

狩猟おじさんが去年初めて見たのが、アメリカミンク。黒いイタチのような動物で、二本松の阿武隈川のあたりにいるそう。昔、二本松にミンクの大きな飼育施設があり、それがなくなって野に放たれたと聞いたとか。魚を食べるので、鯉の池などが被害にあうこともあるそうです。一度見て意識するようになると、山を歩いていると結構目に飛び込んでくるようになったそうです。

増えてきたイノシシ

このあたりでクマが出るという話は、今のところ聞かないそう。数年前に近くで足跡が見つかったことはあり、その足跡は須賀川に出たクマのものだったのでは、と仲間内で話していたとか。須賀川では、阿武隈川より東はクマが出ないと言われていたのに、去年ごろから目撃情報が出るようになりました。

一方でイノシシは出る。先週も「捕まえた」と電話が来たそう。くくりわなで、足が踏むとワイヤーで足をくくる仕組みです。このあたりは昔、イノシシがすごく獲れた地域で、報奨金で「札束が立った」と昔のハンターから聞いたとか。ところが個体数が減り、狩猟おじさんが来てからの5年ほどは、年に数頭聞くくらい。アライグマがたまにかかって数千円が入るくらいだったのが、今年は結構獲れていて、また少しずつ増えてきているようです。

実施隊は、市の外には出られない

このあたりの実施隊は、新殿、初森、太田などの地域を合わせた最小単位のチームで、わなだけの人も含めて20人弱、銃を持つ人は10人ほど。クマが出たら来て撃ってよ、と言われることもあるけれど、二本松市の実施隊は、市の外には出られない。市の中でもさらに地域が分かれていて、消防団のようにそこからも出られないそうです。

11月15日からの猟期になれば、福島県として登録するので県内どこでも猟ができます。ただし、猟期の狩猟は報奨金も出ない、狩猟税を払ってやる「趣味」。では、獲ったイノシシはどうなるのか。その話は後半に続きます。

印象に残った一言

ラスカル言うと、僕ら批判を食らうのよ。でも、そもそもあれ日本にいない動物だからね。

前後の回

出演者

  • 狩猟おじさん:狩猟・作家・話師。福島で半自給自足の暮らしを送る。Instagram / note
  • 沢田隆志:移動販売の珈琲店「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。生まれてからずっと食べ物はお店で買ってきた都市育ち

番組と出演者の詳しい紹介は、GALATAの番組ページへ。