GALATA COFFEEの沢田隆志です。
須賀川の中心市街地では毎年7月14日に「きうり天王祭」が行われているのは多くの方がご存じだろう。
祭りについての詳しい内容はこちらのwebサイトがとても面白いので是非ご覧いただきたい。
→ https://ff-ourdiary.com/2024/07/21/kiuritennosai_cucumber_festival_sukagawa/
さて、須賀川に住んでいれば一度くらい「きうり天王祭の日は雨が降る」と聞いたことがあるのではないか。
自分は、熱心な科学教信者なので「茶柱が立つと良いことがある」とか、「夜に口笛を吹くと蛇が出る」とか、「くしゃみをすると誰かが噂している」といった類のことを本気で言うタイプの人は少し苦手だ。
それなのに、「きうり天王祭の日は雨が降る」だけは少し信じている。実際、2024年、2025年と見事に雨だ。
そもそも7月14日という梅雨時に設定された祭りなのだがら、雨の確率が高いのは当たり前。250年以上前にこの祭を始めた人たちは、「きうり天王祭の日は雨が降る」と会話開始のための装置として機能することをも想定していたのかもしれない。
降らなかった年もあるはずだが、そのことは記憶から抜け落ちている。「集合的思い込みのリアリティ」といったところか。つまり「みんながそう言うと、そんな気がしてくる」という、人間の脳のクセを見事に利用して永く続いている祭りだと思うと実に楽しい。
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