北海道は、でっかいどう。人のつながりで実現した、年越しの北海道猟|狩猟おじさんのおじラジ #24

狩猟おじさんのおじラジ #24 北海道は、でっかいどう。 ポッドキャスト

第24回から、いよいよ北海道編です。福島で狩猟をしている狩猟おじさんが、なぜ北海道へ行くことになったのか。きっかけは、やっぱり人のつながりでした。

11月の下見に続いて、年明けには自分の銃を持って再び北海道へ。銃を飛行機で運ぶための思わぬ手続きや、悪天候との駆け引き、そして実際に見た北海道のシカ猟について聞きました。

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この回の話題

時間話題
00:11北海道行きのきっかけ、認定事業者という枠
01:16研修生のような形で学ばせてもらう
02:17毎年北海道へシカを撃ちに行く人たち
03:18福島では、撃つ方向にも気をつかう
04:19「県外に出たい」と言っていたら
05:21言葉にすると、聞いてくれる人がいる
06:21北海道の猟期は10月から
07:27下見で感じた、ハンターとしてのワクワク
08:31急いで登録、年末年始に再訪へ
09:31銃を飛行機で運ぶには、事前の手続きが必要
10:40悪天候で、日程を前倒し
12:45雪の北海道では、散弾銃は「おもちゃ」
13:45100〜200m先を狙うライフル
14:49肉の買い取りと、撃つ場所
15:52獲物に出会う確率が、まるで違う

きっかけは、認定事業者さんとの縁

狩猟には、趣味の狩猟や有害鳥獣の駆除とは別に、会社として登録し、行政から捕獲業務を受ける「認定事業者」という枠があります。狩猟おじさんは、発信活動を通じた縁で、こうした事業者さんのもとで研修生のような形で学ばせてもらっています。

その方は、もともと福島の出身ではなく、各地でガイドや商売をしてきた人。いずれはヒグマハンターとして北海道に移住したい、という話を聞いていました。所属する猟友会にも、毎年北海道へシカを撃ちに行く人がいます。

撃つ方向を気にしなくていい

福島で猟をしていると、撃っていい場所でも、方向を間違えて弾が山を越えてしまわないか、人の目や建物は大丈夫かと、さまざまなことを気にする必要があります。北海道にはその制約が少ない、という話は以前から聞いていて、興味はあったそうです。

言葉にすると、聞いてくれる人がいる

とはいえ、県内の活動で手いっぱいで、つてもない。県外で猟をするには、その都道府県ごとに登録が必要です。いつか機会があれば、くらいに思っていたところ、「県外に出たい」と口にしていたら、北海道でガイドをしている方を紹介してもらえることになりました。

去年は、思いを言葉にすると、それを聞いてくれている人から声がかかる1年だった、と狩猟おじさん。小説のリリースも、ラジオの番組も、その延長線上にありました。

11月の下見で感じたワクワク

北海道の猟期は10月から1月まで(駆除などで3月ごろまで延びることも)。登録の手続きは夏ごろまでで、そのときは予定がなかったため申請していませんでした。11月の下見は、交通費だけを出して、銃も持たずに状況を見に行ったものです。

シカを仕留めるところを見せてもらい、一緒に引っ張ってくる作業を手伝い、北海道の今の状況を聞かせてもらう。命と向き合う活動を広めることとは別に、一人のハンターとして、純粋にワクワクしたそうです。「手続きすれば年内ぎりぎり間に合うかも」という話になり、急いで登録を済ませました。

銃を飛行機で運ぶには

次は自分の銃で体験したい。ところが、銃を飛行機で運ぶには、航空会社に事前に申告して、鍵のかかる保管用のケースなどを用意してもらう必要があります。思い立ってすぐ乗れるわけではなく、電話した時点で最短だったのが1月2日の便でした。

1月6日には地元での講演が決まっていたので、5日に戻れれば、という日程。ところが当日、空港で手続きをしていると、北海道側の天気が悪く「引き返すかもしれません」という状況に。帰りが心配になり、その場で帰りの便を4日に前倒ししてもらいました。

飛行機は少し遅れて出発し、運よく到着。結果的に、11月の下見と同じく、中1日だけの滞在になりました。

雪の北海道で、散弾銃は「おもちゃ」

率直な実感は、雪が降ると、福島で使っている散弾銃はほとんど役に立たない、ということ。散弾銃の1発弾で狙えるのは、近づいても30〜50mくらいまで。雪原で100〜200m先のシカを狙うには、ライフルが必要です。

ライフルは射程だけでなく、精度も違います。北海道では、シカの首や頭をきっちり撃ち抜く。仕留めたシカを肉として買い取ってくれるところもあり、2時間以内くらいに持ち込む必要があるうえ、変なところに当ててしまうと値段が下がることもあるそうです。何年もやっている人は、狙ったところにきちんと当てて、きちんと回収してくる。

朝はとても寒いけれど、日が出てくると、シカが動き出す。車で山に入ると、次々と姿を見せる。獲物に出会う確率は、福島とは比べものにならなかったといいます。

印象に残った一言

思いを乗っけて言葉に出したときに、それを聞いてくれてる人が、意外といる。

北海道編は、次回に続きます。

前後の回

出演者

  • 狩猟おじさん:狩猟・作家・話師。福島で半自給自足の暮らしを送る。Instagram / note
  • 沢田隆志:移動販売の珈琲店「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。生まれてからずっと食べ物はお店で買ってきた都市育ち

番組と出演者の詳しい紹介は、GALATAの番組ページへ。