祖父が建てた空き家を、アートとコーヒーの場所に。アトリエ喫茶太郎ができるまで|狩猟おじさんのおじラジ #9

狩猟おじさんのおじラジ #9 アートとコーヒーの場所をつくる ポッドキャスト

第9回は、前回に続いて、アトリエ喫茶太郎の店主で絵描きの鈴木太郎さんがゲスト。初めてスタジオを飛び出して、太郎さんのお店で収録しました。

チャレンジショップを卒業した太郎さんが開いたのは、祖父が建てた空き家を使った喫茶店でした。後編では、アトリエ喫茶太郎ができるまでと、作家たちの発表の場としての今、そして猫を描く理由やお店の庭の畑の話を聞きました。

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この回の話題

時間話題
01:08チャレンジショップのあと、どうする?
01:08祖父が建てた空き家
02:00アートを見ながらゆったりできる空間を
02:52コーヒーは、須賀川のコーヒー屋さんに教わった
03:44作家たちの発表の場としてのギャラリー
05:36ひとりで回すお店
06:27絵描きとしての活動も続ける
07:19なぜ猫を描くのか
08:09鹿の角に絵を描く
10:48お店の庭に畑をつくった
12:47これからの展開

祖父が建てた空き家を、喫茶店に

チャレンジショップは2024年2月から1年間。始まって半年ほどたったころ、次の場所をどうするか考え始めた太郎さん。見に来たのは、おじいさんが建てて、ずっと空き家になっていた建物でした。地震で建てつけが悪くなり、窓から入れてしまうくらいガタガタだったそうです。

喫茶店をやろうと思ったのは、チャレンジショップでの経験から。太郎さんのブースは、向かいにコーヒー屋さんがある真ん中の場所で、その空間がすごく好きだった。そんな場所を自分でもつくれたらいい。コーヒーやドリンクを飲みながら、アートも見られる、ゆったりとした空間。それがアトリエ喫茶太郎の始まりでした。

コーヒーは好きでいろんな店を回っていたものの、自分で淹れたことはなかった。須賀川のコーヒー屋さんに教わって始めたそうです。8月か9月に見学に来て、1か月後には内装をいじり始めていたという早さ。狩猟おじさんも「動きが早い」と驚いたそうです。

作家たちの発表の場として

アトリエ喫茶太郎はギャラリーとしても展開していて、画家だけでなく、いろんな作家さんの作品の展示や販売のスペースになっています。収録時には、歌人の方の短歌が飾られていました。基準は「太郎さんがワクワクして、一緒に頑張っていきたいと思える人」。ギャラリーとしての募集を始めたときはどんな人が来るかわからなかったけれど、ありがたいことにいろんな表現をしている人たちが面白がってくれて、お店に行くといつも誰かしらアーティストがいるそうです。

利用したい人は、お店のInstagramへのDMか、実際にお店に来て雰囲気を見てから声をかけてほしいとのこと。定休日は月曜日。2人がけのテーブルが3つ、カウンター4席、4人がけの席もある広いお店をひとりで回しているので、満席になると顔がひきつっているかもしれない、と笑います。

なぜ猫を描くのか

お店を営みながら、絵描きとしての活動も続けている太郎さん。描くのは主に猫。もともと猫が好きで、当時は飼っていなかったけれど、猫のシルエットが好きで、描いていて楽しかったのが猫だったそう。逆に犬はあまり描けないのだとか。日本の和柄や模様も好きで、絵のあちこちに取り入れています。収録時には、県内のカフェでの猫をテーマにしたアート展への参加も控えていました。Instagramを見て声をかけてもらうことも多いそうです。

鹿の角に絵を描く

狩猟おじさんが進めている「アーティストコラボ」にも、太郎さんは参加しています。チャレンジショップで隣にいたとき、世間話をしながら「これにも描いてみたら?」と鹿の角を見せたのがきっかけ。描いてみたら意外とよくて、角に絵を描くのは太郎さんにとっても初めてで面白かったそうです。

お店の庭に、畑をつくった

実はお店の外には畑もあります。オープン前に店の雰囲気を見に来た狩猟おじさんが、空き地を見つけて「土があるじゃん、畑つくろうぜ」。松本悠以さんをはじめ、アーティストたちが束になって畑をつくりました。

最初の年はミニトマトやピーマンなどを植えたものの、土が悪くて枯れてしまい、スナップエンドウだけが定期的にとれてお客さんに出せたそう。秋野菜に向けて土壌を改良し、来年を見据えてまた挑戦するとのこと。アーティストたちが手書きした看板も立っていて、窓から見える畑も、お店の楽しみのひとつです。

これから

お店としては、引き続き作家さんが発表できる場所でありたい。そして自分の絵は、福島県からはみ出して、もっと広い範囲で展示していきたい、と太郎さん。すでに県内では新聞に掲載されたり、太郎さんの絵を目にする機会も増えてきました。お店とご本人のInstagramでは、作品や企画の情報を発信しています。狩猟おじさんも、須賀川に来るたびに寄っているそうなので、お店で会えるかもしれません。

印象に残った一言

コーヒーやドリンクを飲みながら、アートも見れる、ゆったりとした空間をつくれればいいなって。

前後の回

出演者

  • 狩猟おじさん:狩猟・作家・話師。福島で半自給自足の暮らしを送る。Instagram / note
  • 沢田隆志:移動販売の珈琲店「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。生まれてからずっと食べ物はお店で買ってきた都市育ち
  • 鈴木太郎:絵描き。須賀川市の「アトリエ喫茶太郎」店主(ゲスト)

番組と出演者の詳しい紹介は、GALATAの番組ページへ。