第23回は、2026年最初の配信です。年末は12月上旬にまとめて収録していたので、スタジオでの収録はおよそ1か月ぶり。何もせずゆっくり過ごしたという沢田に対して、狩猟おじさんの年末年始は、やっぱり手を動かす日々でした。
後半は、今年どんなふうに活動していきたいか。去年は「駆け抜けた」1年。今年は「地に足をつけて、一つひとつ掘り下げたい」と話します。
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この回の話題
| 時間 | 話題 |
|---|---|
| 00:11 | 新年のあいさつ、約1か月ぶりの収録 |
| 01:17 | 年末は畑じまい |
| 02:21 | 冬を越す玉ねぎと、日本ミツバチ |
| 03:25 | ハチミツは、ハチの冬越しの食料 |
| 05:39 | うまくいったのは、プロの力 |
| 06:41 | カリンシロップと、米ぬかのぬか床 |
| 07:43 | 年越しは、自分で獲ったマガモでカモそば |
| 08:49 | 合鴨とマガモはまったく違う |
| 09:49 | 休みなしの1年、年末に小説をリリース |
| 10:49 | 今年の展望は? |
| 11:52 | 長編小説と、連載への思い |
| 12:56 | ラジオとポッドキャストを、より良く |
| 13:59 | 自然の中の数学を伝える企画展 |
| 16:03 | 県外での狩猟と、取材 |
| 17:08 | 「狩猟おじさんだから聞ける話」を |
| 22:32 | noteでの発信も |
| 23:36 | 次回は北海道編 |
年末は、畑じまいとミツバチの冬越し
狩猟おじさんの年末は、まず畑じまいから。11月ごろから、マルチ(畝を覆うビニールシート)を全部はがし、畝をつくり直します。玉ねぎだけは苗を植えて、冬を越させて来年収穫します。
去年ハチミツをたっぷりとった日本ミツバチの巣箱も、冬越しの準備。6段に積んだ巣箱の上2段を切ってハチミツを絞り、残りの3段はハチたちの冬の食料として残しています。
ハチミツは、ハチにとって冬を越すためのエネルギー源。全部とってしまえば、群れは全滅してしまいます。春になれば巣を離れて新しい場所を探しに行くこともあり、また同じ巣箱に戻ってくるかはわからない。「日本ミツバチは奥が深い」と狩猟おじさん。
うまくいったのは、プロのおかげ
初めての年でたっぷりとれたのは、地元の養蜂家さんに設置の位置から見てもらい、その後もちょこちょこ気にかけてもらったおかげ。何年やっても一度もハチが寄りつかず、やめてしまった人もいるそうです。
カリン、ぬか床、カモそば
冬場は、毎年いただくカリンでシロップづくり。風邪をひいたときやのどの調子が悪いときに使います。
イノシシの箱わなの餌に使っている米ぬかでは、今年初めてぬか床をつくりました。毎日かき混ぜるのが面倒で、これまでは餌で終わっていたけれど、ぬか漬けや肌にいい石けんのようなものにも挑戦。半自給自足の、もう一歩先です。
合鴨と、マガモはまったく違う
そして毎年、家族が楽しみにしているのが年越しのカモそば。狩猟おじさんが自分で撃ったマガモでつくります。
スーパーで見かける「合鴨」は、頭が緑のマガモとアヒルを掛け合わせた、食肉用に人がつくった鳥。脂がのっていて食べやすいけれど、野生のマガモとは味がまったく違います。マガモは、たとえるならレバーのような、血の味が感じられる肉。初めて食べる人には、まず「合鴨とは違うよ」と伝えるそうです。
休みのなかった2025年
本業をしながらの活動で、去年はまともな休みもないまま年末へ。最後の最後には、短編小説のリリースにぎりぎり間に合わせました。年明けは、トラブルもありながら北海道行き。今年も年始からバタバタの日々です。
2026年の抱負
話す場を、県外へ
今年は、需要があれば県外にも出て話をしたい、という思いが強いそう。デビューした年から呼んでもらっている那須でのイベントには、今年も6月に声がかかっています。
長編小説と、連載
去年は本を出し、短編小説もリリースしました。今年は時期は未定ながら、形に残る長編を1本書き上げたい。定期的な記事やコラム、連載にも挑戦したいと話します。
ラジオと、自分の企画
地元のラジオ局での番組とこのポッドキャストは、思い描いていた以上に聴いてくださる方が増えました。去年いただいた指摘も受け止めて、内容を詰めていきたい。
子ども食堂でのトークライブに加えて、自分でプロデュースする企画も。自然の中に潜む数学をワークショップで伝える企画展は、去年2回開催しました。数学に興味を持つ子がいてもいいし、道端の葉っぱや花を見て思い出してくれるだけでもいい。
県外での狩猟と、取材
狩猟では、県外での活動がもう1本の柱。猟期以外の時期には、宮城や岩手で食肉処理場を営む人など、同じように発信している人たちを取材がてら訪ねて、自分の学びにもしたいと考えています。
「狩猟おじさんだから聞ける話」を
このポッドキャストについては、もう少し踏み込んだ話をしていきたい、と狩猟おじさん。狩猟の映像や知識はあふれているけれど、普通のおじさんがライフワークとして狩猟をしている姿や、成長していく過程は、ここでしか聞けません。
ハンターを増やしたいとき、つい魅力的なところばかり見せがちですが、どんなことにもリスクとリターンがある。あくまで個人の体験談として、自分が経験したリスクの部分も伝えていきたい。それでも興味を持って「やってみようかな」と思ってもらえたら、と話します。
noteでも、去年話題になったクマ問題など、なかなか話さない自分の考えを書いています。去年は声をかけてもらったことを全部引き受けて、さらに自分のやりたいことも乗せて駆け抜けた1年。今年は地に足をつけて、一つひとつ掘り下げていく1年にしたい、と締めくくりました。
印象に残った一言
いいところ取りだけじゃなくて、その裏に潜んでる部分も、こういう媒体だからこそちゃんと伝えたい。
次回からは、いよいよ北海道編です。
前後の回
出演者
- 狩猟おじさん:狩猟・作家・話師。福島で半自給自足の暮らしを送る。Instagram / note
- 沢田隆志:移動販売の珈琲店「GALATA COFFEE」を夫婦で営む。生まれてからずっと食べ物はお店で買ってきた都市育ち
番組と出演者の詳しい紹介は、GALATAの番組ページへ。
